二次資料や書籍の、出典・原典を読んでみよう!

終戦祈念日に際し、太平洋戦争及び第二次世界大戦、そしてそれ以降、それ以前の国家間の戦争・内乱・騒乱・テロリズムで失われたすべての魂に黙祷を捧げます。

色々言いたいことはあります。
ただ、今、私が一番危惧することは、出典も明らかにしない歴史書思想書が世にあふれ、それを更に又引きした文章がネットにあふれていることです。

歴史や思想や社会を語るとき、思考の基になる物、論拠が誤っているとある意味、せっかく時間をかけた事が無駄になってしまいます。

書籍も商品なので、センセーショナルなキャッチコピーが必要となりますし、一般書籍は論文ではありません。ある意味、書きっぱなしでも売れればいいと言うものも決して少なくありません。

インターネットは非常に便利なツールではありますが、間違った情報も、過去の数倍の速さと広さに伝播され、あたかもそれが正しいものであるように認知されていきます。

Googleに代表される検索サイトには、残念ながら真贋を問う機能は現在ありませんし、ディレクトリー検索は、急速に有料広告化していて、特にJエントリーを採用している各ポータルのディレクトリーは、一見見栄えだけが良い、書籍からの無断転載、はっきり言えば、「パクリサイト」が中心になってしまっています。

ネットには有意義な情報は数多くあるのですが、そこに辿り着く事が、逆に困難になりつつある気がしています。

まず、様々な二次資料や書籍も内容を信じ込むのでは無くて、その本の索引に付いている、出典・原典を読んでみませんか?

以前と違い、原典が明記されていれば、殆どの書籍や資料は、実際に手にすることができます。

何を根拠に何を論じているのか?
その根拠に誤読はないのか?
原典に資料としての信憑性はあるのか?

そこから始めてみませんか?

ご存知の方も多いかと思いますが、現在ネットから調べられる主なリンクを掲示してみました。もし、少しでもご利用頂ければ幸いです。

僭越、失礼致しました。

原爆許すまじ  長崎・広島から59年@国連憲章作成後に原爆は投下さ

まず、59年前の長崎、そして59年と3日前の広島で犠牲になった皆様、またその日に被爆の惨に会われ、原爆症によって命を亡くされた皆様のご冥福をお祈りし、今も治療をされている皆様、胎内被爆、そしてご両親が被爆されて生まれ原爆症の治療にあたられている皆様にお見舞いを申し上げます。

最近、本当に怒った事がある。

民主党岡田党首の、「国連決議による派兵の容認」だ。

岡田さんは正直言えば、ぼんぼんで、理想主義者で、決して頭が悪い訳でも性格が悪い訳でもないと思う。

だけど、天才肌で、努力の必要なしに今に至っていて、様々な人々の悲しみに想いを及ぼそうとは、きっと思ったことも無いし、その視点で何かを調べたことも「けんきう」したこともないんだなぁ、って真剣に思った。

ちょっと長いけど国連憲章を掲げてみる。

国際連合憲章(前文)
 われら連合国の人民は、
 われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から
 将来の世代を救い基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権と
 に関する信念をあらためて確認し、正義と条約その他の国際法の源泉から生ずる
 義務の尊重とを維持することができる条件を確立し、一層大きな自由の中で、社
 会的進歩と生活水準の向上とを促進すること、並びに、このために、寛容を実行 し、且つ、善良な隣人として互いに平和に生活し、国際の平和及び安全を維持す るためにわれらの力を合わせ、共同の利益の場合を除く外は武力を用いないこと
 を原則の受諾と方法の設定によって確保し、すべての人民の経済的及び社会的発
 達を促進するために国際機構を用いることを決意して、これらの目的を達成する
 ために、われらの努力を結集することに決定した。
 よって、われらの各国の政府は、サン・フランシスコ市に会合し、全権委任状を
 示してそれが良好妥当であると認められた代表者を通じて、この国際連合憲章
 同意したので、ここに国際連合という国際機構を設ける。

この憲章は1945年(昭和20年)6月26日作成に作成され、そして、その年の8月戦闘員でも無く、戦争を継続する施設を破壊する目的でも無く、原爆は投下され、広島と長崎は、炎に包まれた。

現在、国会に議席を持つ議員の何人が、広島、そして長崎の惨状を、そしてそこで何が起こり、それがその後も人々に何を強いてきたかを、調査し、真剣に学び、それについて考えたのだろうか?

広島大学原爆放射線医科学研究所附属国際放射線情報センター
http://home.hiroshima-u.ac.jp/kohosha/

長崎大学医学部附属原爆後障害医療研究施設『資料収集保存部』
http://www.hibakusha.nagasaki-u.ac.jp/abcenter/intro-sjis.htm

Atomic Bomb Disease Institute
http://abomb.med.nagasaki-u.ac.jp/index-sjis.html"

もし、本気で、日本という国、そこに暮らす人々、そして暮らした人々を思うのなら、この資料全部には目を通しているはずだと思う。

残念ながら、ほとんど居ないだろうって、確信もあるんだけどね。

もし、お時間に余裕があるときに、みなさんもちょっとずつでいいから、目を通してみて頂ければ、幸いです。

では、また。

社会保険料と税金は職員のためにある!!

はぁ・・。

さすがに脱力して、前振りを書く元気もないよ、まったく。

監修料還流…“おいしい関係” 社保庁元幹部職員ら12人、拠出先に天下り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040807-00000020-san-soci
(Yahoo!news(産経新聞))

なんだけど、
今回の記事は、A日新聞の方が判り易い。

社保庁職員に原稿料名目で現金 NTTデータの子会社
http://www.asahi.com/national/update/0808/005.html
asahi.com

前日にも
社保庁、また年金過払いミス 「加給年金」で9億円
http://www.asahi.com/money/pension/news/TKY200408060277.html

って事件があったんだけど、びっくりしてしまうのは、そのシステムを受託しているNTTデータに対して、支払われている金額が一年間700億円って、いったい何事?

もし民間の会社同士で、仕様書や定義書をきっちり提出した上で、検証を重ねて本稼動したデータシステムが、システム開発上の問題でスタックしたり抽出データが誤るような状態が起ったら、基本的には全額返済だと思うんだけどどうよ?

少なくても、それが原因で起ったトラブルについては、掛かる人件費や広報費、そして諸々は全額保障だろうし、別途「信頼を失墜させた」賠償も発生するよね、普通は。でも、そのへんまったく無いみたい。700億も取っておいて。

それ以前に、私のサーチ力では見つけられなかったんだけど、プログラムの開発費や初期設定費はいったいいくらなんだ、まったく。

そんで、そのシステムは、銀行支店コードも手入力するようなシステムなのかい、ほんとに?ホントだったら歌舞伎町の裏通り風俗よりボッタクリだし<=おい!
嘘なのなら、購入していた冊子は、まったく意味の無いものだったって事になるよね。つうか、お金を動かすための、ダミーだよね、間違いなく。

もちろん、現職の職員が職務上で蓄積していた知識で監修した本から監修料をもらって、当たり前だと思っていたって感覚も凄いけど、その本を、社会保険庁がまた購入していたって、いったいどうなってるんだよ。

職場のマニュアルを、従業員が職務中に執筆し報酬を得て、それを外部の業者に印刷させて、まだ「印刷代に正規のマージンを添付」ってのならまだしも、出版物として、その会社が購入していた、って、喜劇?冗談?

そして、今回のその行為は、法には触れない訳なんだけど、そんな法律自体もどうよ?

そして、TVも新聞も、これだけの構造的な大問題なのに、ヘッドラインを前から指摘されている「天下り」の問題のほうにシフトして、本来的部分を、意識的にカットしているとしか思えないんだよね、って、NTTグループは、金融を除くと、今や日本一の広告主様だ。泣く子とクライアント様には勝てないよね、新聞の販売ではなくて広告代金だけでなりたってる新聞社様!そして、CMすべてのTV各局様!

そして、仮に今天下っている幹部様が責任を取って辞職したとしても、膨大な退職金を手にして、今度は別の会社か、特殊法人へ「経験を買われて」転職するだけで実質的にはペナルティーにはならないんだよね。つうか、何も損はしない。退職金が早期に貰えて、底値の不動産でも買うんだろうなぁ、きっと。

ふぅ。

ごめん。ちょっと血圧上がりました。久しぶりに。ちょうど生理だし<=こらこら!

もっと書きたいことはあるんだけど、週末も休み無くてへろへろなんでこのへんで。

じゃ、またね

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今日の日記の内容に関連して ぐて〜様日々是口実8月9日付けで触れて頂いています。貴重な御経験談も記述頂いていますので、ご覧くださいね!

木曜日

今週中に、やらなければならない事が山積みになっている。

まだ木曜日だけど、もう、木曜日だ。

諦める訳にはまだ行かないし、でも、間に合う自信も無い。

誰も居なくなったフロアで、徹夜なら間に合うのかと思い
徹夜をすれば、許されるかも、と、甘えてみる。

中途半端な、木曜日の夜はふけていく。

妄想!TV台風情報生中継@キャスターは全員ミニスカ女子高校生

突然、土砂降りになる南関東から、つきなみ♀がお送りいたします。

って台風情報、なんで、波が立ってる岸壁を背に、必死の形相の仕事が少なそうなアナウンサーが風に飛ばされそうになっている画像を中継するんだろうね。どうせなら、ミニスカの女子高生に
「風が、チョウースゴイし〜、雨もしんじられないみたいな〜、スカートめくれまくりでぇ〜」
みたいな方が、お父さんの疲れは取れるだろうし、ヒッキーなみんなも、元気になりそうな気がするんだけど、どうよ?

NHKはきっちりしたブラウスの制服で紺のハイソックスにローファーで眼鏡っ子、スカートもボックス、直立不動で、風に倒されそうになるときに、チラリと見せる太腿がポイント。

民放は全部ミニのプリーツスカートなんだけど、CXは濡れるとすける素材のセーラーでやっぱルーズ。

日テレは、最初からアングルがあおりでパンツの危ない場所にはメーカーロゴが入れてあって、最初からスポンサーとタイアップで時々猫耳付き。でもどうせ 視聴率は買収できるから、ギャル質はあんまり良くない。

TV東京は、女子高校生のパンツなら、日本を代表する専門家、WBSコメンテーターとして関係も深い、植草元教授をアドバイザーに迎え、真っ白で無地なんだけどよく見るとあそこの毛が透けるくらい薄いコットンショーツとかで、マクロ経済学に基づいた戦略(?)で、一挙に台風中継、民放首位を目指す。でも、nikkeiから横槍が入って、為替とTOPIX情報の窓を股のところに連続表示して、結局大顰蹙だったりして。<=こらこら

テレ朝は,
皆さんご存知のように、そんな軽いお色気では企画が通りそうにも無いから、デブチビハゲオヤジの放送記者と、三つ編みにしたオールドファッション優等生女子高校性風、AV女優をセットで派遣して、風で倒れたフリをして、カラミまでやる。

そして締めは古舘さんが、
「神風として崇めた台風も、時として人に牙を向きます。日本を神国だと国民を欺いた過去を忘れないように」
なんて、まったく前後の意味は解らないけど、視聴率取れないので文末だけは今のうちにA日新聞への媚売コメントで〆たり。

でも、TBSだけは、地元の人が「三年前の台風の時は、俺の家は大丈夫だったが、築50年の納屋はバラバラに飛んだ。消防団から強風になる前に避難連絡もすぐ来たが、俺がグズグスしていて危なかった。今回は連絡あればすぐ避難するよ」と言ってるコメントを

「三年前の台風で俺の家はバラバラに飛んだ。消防団、避難連絡もグズグスしていて危なかった。」と、地元は行政の対応の不味さに憤っています。この度の台風ではそのような事が無いことを、強く求めたいと思います。

って放送するので、現地中継は出来ないんだよね。ビデオを意図的に編集したり、記事を捏造しなくちゃならないんで<=おい!

あっ、なんか妄想がひどくなったきたので今日はこの辺で。
じゃまたね!

NHK制作費&空出張費着服事件@税金払わない営利企業

はい、ちゃんと受信料払ってます。天地神明に誓って。っつうかマジでBS分まで払ってるんだよね。正直あんまり第一放送は見ていなくって、金曜時代劇を録画してるくらいかなぁ。

けっこう面白かった「御宿かわせみ第二部」が終わって、8月28日から北原亞以子さんの、「慶次郎縁側日記」が始まるんだよね。御宿は毛利元就を演じて以来「しおしお君」と我が家では呼ばれている中村橋之助さんと+高島礼子さんのコンビはけっこう好きだったんだよね。時代考証に大石学さんが入ると、ほんとに良い雰囲気がでるんだよね、特に江戸末期は。

慶次郎縁側日記」の原作は一押しでお薦めなんだけど、前にやってた出久根達郎さんの「女飛脚人」を原作にした「人情届けます」なんて、恐らくNHK史上最低の時代劇だったしなぁ。っつうか、五郎ちゃん版「陰陽師」とどっこいぐらいヒドイ内容だったんだけど、どっちも本条まなみさんが出てたなぁ、そう言えば。って関係ないけど。

さて、NHK、制作費の流用っていうか着服で騒ぎになっていたんだけど、今度はカラ出張で叩かれている。御存知のように、NHKの事業は受信料で賄われているんだけど、税金を払わない事はあまり知られていない。いくら儲かっても、事業税も法人税も課せられないんだよね。ッて以前に、企業会計基準の適用を受けない。事業予算と使途は公表されているし、財務諸表も一応あるんだけれど、民間企業の決算書にあたるものは無いんだよね、実際には。だって、特殊法人といっしょで、会計基準に準拠する決算をする必要が無いんだから。準拠しているのは「放送法」と「放送法施行規定」であって、税法では無い。って法人税払わないんだから、公開されている財務諸表は殆ど詭弁?
NHKがへんてこりんなのは、日本放送協会が本体なんだけど、実際には株式会社である子会社を数多く抱えていて、それとは別に、公益&特殊法人も抱え、一応連結決算としての書類はあるんだけど、会社以外はそもそも連結の数字に入ってこない。そして、子会社個別の詳細な財務諸表は上場企業ではないから公開されていない。

決算書を見ると、日本放送協会単体決算では、政府機関と同様に、税に関する項目は「消費税」と「支払い給与に対する源泉」しか項目がなくて、連結にはあるという、けったいな構造になっているんだよね。しかも子会社は株主に対して配当を行っている。NHK本体と子会社同士で株を持ち合っているのはまだしも、それ以外にも株主は存在していて配当も行われている、って誰に?私も株主になりたいなぁ、って50円株で5-6円配当がほとんどから、利回り10-12%だよ、いまどき。

正直に言えば、最近の偏向報道って言うか、ほとんど訳判んない事ばっかり言ってる民放のNEWSより、報道の質はマシだと思うし、NHKの一般職員の皆さんは、けっこう真面目で頑張っている人が多い印象を、個人的には持っているんだよね、私は。

ところがどっこい、予算に関わるくらいの職責になると、突然、官僚的な性向が前面に出てしまうし、予算ありきの金銭配分なんで、年度末の公共事業や道路工事と一緒で、予算は消化して次年度の予算を獲得しなくてはならなくなっちゃうんだよね。そして、外部からの業者の指定や示唆が舞い込む。

今回の流用事件は、NHKの金銭に対する体質の、極一部、しかも日本の企業では当たり前のように職責に付随する余禄っていうかおまけみたいなもんで、金額が大きすぎるのと、伝票処理が間抜けだったから露呈しただけで、本質ではないんだよね。

職員さん達ががんばっているのと全然別の次元で、利益を搾取する構造があって、また官公庁に準じる構造でありながら、私企業としての採用構造や物品購入構造を持ち、しかもグループ内に私企業を抱え込むっていう、口利きや利権配分が可能な状況を継続させられていることが、NHKの不幸だと思うんだよね。正直気の毒だと思う。仕事をまじめにしてる人達が。

もう少し書きたいことがあるんだけど、今日は義理の酒飲み会が入ってるんでこのへんで。

じゃ、またね!

夜の雨

夜の雨は、闇の中に降る。

中上健次の小説に「赫髪」がある。この作品を原作として神代辰巳監督が当時人気絶頂だったロマンポルノの女王、宮下順子主演で「赤い髪の女」という題名で映画も撮っている。主人公は石橋蓮司なのだが、俗に言うその当時の日雇い肉体労働者なので、雨の日は仕事がない。

雨の降る日は、一日セックスをする。あるいはセックスをする時はいつも雨が降っている。

小説を読んだとき、私はまだ高校生で処女だった。粘液と性器をこすり合わせ、汗にまみれ、まとわりつくような肌の感触を私自身が体験したような感覚があって、それまで読んだ中上作品の背景に流れる、吉野の山奥の湿度の高い風景とあいまって、鳥肌が立った。

そして、原作とは若干違うのだが、「男」と「女」の営む行為を画面に延々と映す映画では、戦いながら一瞬だけひとつの塊となり、快感は共有したとしても、互いの快感の極みを体感すことは叶わないその行為に、畏敬の念を持った。

その恐怖にも似た感覚は、岡崎京子の「Pink」や、菜摘ひかるの「風俗嬢菜摘ひかるの性的冒険 」を読んだときにも感じたのだけれど、ある意味、私の「性」、或いは、肌の感覚の原点になった。

今日のような雨の夜には、思い出しながら読む、中上健次がよく似合うし、BGMには長谷川きよしの「黒の舟歌」や、憂歌団やウエストロードブルースバンドがよく似合う。

少なくなったブッカーズをストレートで一杯だけ飲んでから、今日は眠ろう。明日はまた、それなりに有能な組織の一員を装うためにも。闇の中に降る夜の雨に感謝しながら。

おやすみなさい。