年金徴収を民間に「無償」解放?!

ってことで、未納問題が続く国民年金問題に朗報が!?

Yahoo!news
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041210-00000007-san-pol

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以下引用

国民年金保険料未納者への徴収など社会保険庁の一部業務が、試行的ながら民間に開放されることとなった。


以上引用

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スバラシイ!民間のボランティアさんが、年金を徴収するんだね。地元密着で徴収できれば、無駄な経費が削減できるし、優秀な社会保険庁の職員様は、雑務から解放されて行政に専念できるし、定員も大幅削減なんだね!

うん?!

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政府の規制改革・民間開放推進会議が求めている社会保険庁業務の「市場化テスト」(官民競争入札)の実施について、村上誠一郎規制改革担当相と尾辻秀久厚生労働相、推進会議の委員らが九日、都内で折衝し、民間開放の実施で合意した。

以上引用

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へ??入札??、まさか事業としてどこかの企業が受託するって事はないよね。だって、徴収で利益が上がるわけ無いじゃん。

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以下引用

市場化テストの実施が決まったのは、国民年金保険料未納者への保険料徴収業務▽厚生年金未適用事業所に対する適用促進業務▽年金電話相談業務の三業務。これら業務の一部を民間に開放する。

以上引用

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ほぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!??
なんじゃそりゃ?個人情報てんこ盛りのデータを民間に渡して、しかもそれを収益を目的にした事業として、入札で決めるってどうよ?

入札するってことは、「その事業にどのくらいの費用がかかるか」を計算して「利益を見込んで」金額を決め、各社が入札して決定するってことになるんだけど、サービスを混ぜ込んしまった業務に、どうやって、社会保険庁は入札基準を作れるんだ、まったく。

それ以前に、年金制度自体が信頼性を失っているから未納が増えているのに、その問題と徴収を分離して、どんな構造を作ろうとしているのか、まったく不明だ。

つうか、もしスバラシイ年金制度が生まれて、我も我もと年金を支払おうとしても、一度民間に委託した事業を撤収することは事実上不可能なので、年金の未納者に対する徴収は、未来永劫、費用として発生し続けることになるんだよね、変なの。

そして、社会保険庁の定員は、一切削減の予定はないと、きたもんだ、三度笠(古)先月の時代劇専門チャンネル藤田まことさん特集だったよ。って関係ないけど。

ほんと無茶苦茶するなぁ・・・・。

社会保険庁の問題は、厚生族議員と官僚の根本的利権体質と、そういった中央官庁と実際の業務を押しつけられる社会保険事務所をはじめとする現場の職員さんたちの意志の疎通の悪さが背景にある。

今年の八月に表面化した、市販の7倍で出版物購入したり、元職員の会社と市場価格をまったく無視した随意契約を結んでいたりした問題も、他の省庁に比べて、許認可や人件費以外の事業予算が少ないから起きた、小さなパイから、最大の利権を得ようと言う、一部不心得な職員の諸行だったんだよね。

気の毒かどうかは別にして、急速に健保組合が解散している中、まともな天下り先さえも確保できていないこの庁にとって、表面的には反対の態度を取っていたけど、大きな予算を支出できるこの構造は、正直、「泥棒に追い銭」だと思うんだけどなぁ、まったく。

あ、そういえば、お誕生日のお祝いのメッセージをくださった、皆様ありがとうございました。今日は今から、職場の忘年会なんで、取り急ぎこの場をお借りして御礼申し上げます。

って、誕生日が忘年会って、微妙だなぁ・・・。まぁ、一人でケーキ囓るよりはましだけどね。

ってことで、またね!