不良債権の闇。信用保証協会<=なんや?

しかし、なにやらきな臭い、って言うか作為が交錯すると言うか、昨今の一部報道もどきのプロパガンダは凄いと思うのは私だけ?突然、続々大企業のトップがTV画面に登場して経済政策を一見批判しているよね。実名と言うか、顔まで出して。

そんで何時の間にか、不良債権の直接償却がまるで「善」と言うか、既定の路線になりつつある。確かに不良債権は償却されるべき物ではあるけど、なんでそれがまた国民負担っつうか政府負担と連動するんねん?法治主義はけっこうな事だけど、罰せられないまでも不良債権を生み出した過程とその責任について解明しておかなくてええんかい?そんで、その不良債権の明細はなんで公開されないんだ?

いくらバブルの時代だったとは言え、まさか運転資金名目でバカバカ融資稟議が通っていた訳じゃないんだから、融資案件と実行と融資先の案件事業報告書くらい一覧にしなさいよ。

そう言えば、KSD事件に隠れて、現職民主党議員秘書の東京保証協会への口利き事件がこっそり新聞に載り、何故だかこりゃまたネット上からは速攻消えているんだよね。まったく不思議な事だ。

こりゃなんじゃいって言うと、1998年10月に「中小企業金融安定化特別保証制度」っつうのが出来たんだけど、これはバブル崩壊の後、例の銀行を初めとする金融機関の貸し渋りが問題になったときに、緊急措置として設置されたんだよね。そんで、2000年3月までに20兆円の枠が設定され、2000年末までにはさらに10兆円追加して30兆円に拡大してたりする。

ザッパに言えば、この信用保証協会っていうのは、正に信用を保証するわけで、保証した企業が法的整理や夜逃げをして返済不能になった場合は代位弁済するわけで、そもそもは優良な将来性のある事業であるんだけど、一般金融機関の基準では資産や営業履歴が融資条件に満たない中小企業の支援処置だったんだよね。だから、ちゃんと審査して「こりゃよかろう」っていう企業に保証する訳なんだけど、何時の間にか、「よっしゃ、よっしゃ」系のお偉い様の収入源&票田維持機能に組み込まれちゃうんだよね。勿論全部じゃないけど。

もういっちょ着目して欲しいのは、銀行はちゃんと返済があれば儲かって、返済がなくても保証協会からお金が返ってくるんだよね。じゃぁ不良債権って何処で生まれたのかって言うと、自己投資つうか関連会社含みと自己審査で融資した案件なんだよね、当たり前だけど。それがなんだか、バブルが弾けた事が何時の間にか免罪符になって、その責任が国にあるみたいになって来ている。政策が失敗してるのはそうなんだけど、それとこれとは別問題だよね。じゃ、健全経営して継続的に利益を出して納税している企業には、ご褒美の交付金でも出して将来に備えた研究投資の足しにさせてやりなさいよ。って在り得ないけど。

うひゃ、固いなぁ。今日の日記。ま、こんな日もあるさ。書き直すのめんどうだから、まいいか<=おい!

って事で、またね!