人生はラクビーボールのようなもの?森さんは何に向ってトライしたか

『人生はラクビーボールのようなもの。楕円球はどこに転がるか判らない。しかしチャンスは必ずやってくる。』なるほど!蘊蓄の有る座右の銘だ!

でも、ラクビー好きなんだろうけど、こんな人が主将だと知的なチームプレイできないだろし、トレーニングはうさぎ跳びばっかりやらされて、膝壊したりしそうで嫌だよね。ってこれは言わずと知れた、主将どころじゃなくって、日本国首相の紹介として、ネット上の「首相官邸・プロフィールページ」に画像込みで掲げてある。キャッチは「ラガー宰相」。太陽に吠えろじゃないんだから、まったく。それを信条に政治をやれば、一手づつ政策を積み重ねるのなんて、意味無いじゃん!博打やってるんじゃないんだから。目標無く駆け回られて、どないするん?

しかし、今更と言うか大皿料理の居酒屋も激減しましたね、って言うか、百貨店の売上げ、ついに1月は昨年対比マイナスを発表せざるを得ない処まで追いつめられましたね、って言うか、それはグループ内購買が本格的に限界に来てしまったのと、消費商材の供給が本格的にタイトになって来てるんで、優良なバーゲン物が店頭に並ばなくなっちゃたからなのに、なんでそこは報道しないんですか?って言うか、優香の乳が私に付いていてれば、人生変ったかも知れないって言うか。(一部虚偽の記述有り)

月例経済報告も発表されたんだけど、「景気の基調判断を3ヶ月ぶりに下方修正」ってなもんだ。良く見て欲しいのは、こりゃ「基調」であって「現況」じゃないんだよね。「基調の判断」を修正して飯が食える仕事って何?その解析に何人くらいの人数が関わっていて、いくらぐらいの費用をかけてんのかなぁ?イクラちゃんが書いているんじゃないのかい、ホントは?猫の「たま」とかにも委員委託費とか基礎調査費払ってさ。

バブル崩壊、そして景気減速の引き金になった一要因は、金融貸出しの総量規制であった事は論を待たないと思う。その際に過剰融資であったのは、現在の資料をめくっても、店舗投資、リゾート開発物件を含む不動産関連であった事もはっきりしている。今に続くITバブルでも、ほとんどの証券は昨年度、キッチリ過去最高の収益を上げて帳尻を合せたし、銀行も取り敢えずまともなって言うか、ワンマン馬鹿経営者系ではない処は、不良債権の処理を進行してるんだよね。そして、その期間に新規上場したIT関連の株式時価総額はなんとピーク時の8分の一になっている。その銭は何処へ消えて、誰が儲けたんだよいったい?ちょっとでも将来に繋がる可能性のある中小企業を中心とする技術系産業投資を総量規制の範疇へ混ぜて、日栄商工ファンドを巨大化させたのは政策だったんですか?

「絶対間違えるな」ってのは人がやってる限り無理に決まっている。だから、ちゃんとした企業は、徹底的にケーススタディーをやって、誤りを抽出出来る体制を整えようとするんだよね。昨年の今頃、景気について楽観論を吐いていた人達は何処いったんだよ?ってそのまま居るんだよね、政府でもエコノミストもマスコミも。これこそ、絶対データベース化しておく必要があるよね。誰が何をほざいてたかって事は。

ゴルフ会員権問題でも叩かれちゃってる森総理の「しんきろう発言&行動」は、今に始まった訳じゃない。こんなタイプの人が辿ってきた政治家としての足取りは、1983年に文部大臣、1992年には通商産業大臣、1995年に建設大臣、そして2000年4月5日に85代(55人目)の内閣総理大臣に就任ってなもんだ。これは、森さんの資質だけの問題なんですか?一緒に長い事仕事してきて、部下や同僚や上司の資質を見抜けないような人達が、仕事出来るんですか?ほんの3ヶ月前の11月20日の内閣不信任案に反対した人達に、森さん責める資格があるんですかいな、ほんまに。っつうか、そんな節操もなく手のひら返しする人達に、信頼置いてもよかですか?

党首討論も結局は森総理の資質をうんぬんするだけで、終っちまった。まぁ、新保守2大政党を目指して2度も事実上党を崩壊させた小沢某さんや、「兄弟が全力を出し切って、一生手を携え皆さんの期待に応えたい」と言った実弟に「政治信条が相容れない」と逃げられた鳩山某さんに、リーダーの資質をうんぬんされたくないだろうなぁ、さすがの森さんも。

ボールに行く先尋ねるんじゃなくて、せめて試合前にラインでも引いてくれる政治家さんはいないんかいな、まったく。

って事でまたね!