「細部に至る事務コストの削減の目玉は格安航空券?」@財務省予算原

って事で、クリスマスイブの予定が決まって嬉しい、つきなみ♀っす。素敵なイブになるよね。って、グループホームのお手伝いなんだよね。前からお友達と二人で行く予定だったんだけど、ちょっと仕事の都合と折り合いが悪くて、未定だったけど、なんとか行けそう。

意外かも知れないけど、フルートは鼓膜を破らない程度に吹けるのと、キーボードとギターは石投げられないくらいは弾けるので、それでホームの方たちと遊ぶんだよね。って、去年も途中から、流しの演歌師みたいに、古い歌謡曲や童謡や民謡・演歌なんかを、楽しそうに歌うみんなの伴奏してたけど(^^;;

それはともかく、「2005年度予算の財務省原案」が発表された。

それ自体の欺瞞にもオドロキ、モモの木、サンショノ木なんだけど、それを報道している新聞やTVのオトボケには、呆れ果てるよね、まったく。指摘しているのは、財務省が「懸案」として発表していることをトレースしているだけで、関連する問題と結びつけてさえいない。つうか、この発表文書自体、全部読んでいるのかさえ疑問だ。、

せめて「2005年度予算の財務省原案のポイント」(PDFなので御注意)くらいは読んでから報道して欲しいんだけど、恐らくまともに読んでいる記者やキャスターは稀だと思う。

なので、普通に情報を受け取っている人達には、今回のとんでもない税法改正や社会保障制度改悪を前提にした予算の問題点が見え難くなっちゃうんだよね。


別件なんだけど、この文書の最後に「細部に至る事務コストの削減」って項目がある。

(以下引用)
歳出の効率化
○事務コストの削減 割引航空券の利用

(以上引用)

はぁ?????

わざわざ、それが発表するようなことなのかい、まったく。

って、ちょっとそこから、話を別の方向に振ると、御存知の方は御存知だと思うけど、国家或いは地方、外郭団体・特殊法人を問わず、お役所関連の航空券は殆ど定価での旅費精算だ。勿論、新幹線や鉄道料金も。そもそも、今時、割り引き航空券を利用していないこと自体が何をかいわんやなんだけど、役所自体で手配するときも、業者経由で定価なんだよね。そして、その業者はいわずと知れた随意契約の指定業者だ。

なんで、随意契約の指定業者が存在するかと言えば、一年間に何百億取引があろうが、入札の対象になるのは「一件あたりの金額」なので、単価が安い出張手配は実質、部課ごとに業者が存在し、美味しい商売をやっている。

じゃ、その業者はどうやって決められるのかと言えば、以前からの手口は管理職級の人の場合
出張が決まる→業者に連絡する→割引運賃&宿泊手配→役所には定価で精算→差額はポケット

で部下の出張は定価手配になって、この時は業者が儲かるんだよね。

虎ノ門から霞ヶ関あたりにやたら多いのは、弁護士と弁理士さんの事務所と旅行代理店だ。それも、路面にお店を構えている大手さんだけじゃなくて、横道のビルの2F以上にもいっぱいあるんだよね。って誰が使ってるの、こんな代理店?って思わないのかなぁ。

定価手配の儲け分をどれだけキックバック出来るかが、業者選定の決め手になるんだけど、ほとんどは、帰省とか家族旅行なんかの個人分を無償で手配する。帳簿上は、入金されたことになっているので、贈収賄はまず立証できない。何故って、企業会計はひとつひとつの仕事の利益に対して課税されることは無いので、でっかい脱税でも見つかって国税が精査しないかぎり、仕入れ値と販売値を引き合わせることはまず無いから、こんな帳簿操作が出来るんだよね。で、おとうさんであるお役人様は家計からそれを現金でもらって、お小遣いにできるしね。

恐らく、今回財務省がこんなとんちきな文言を入れているのは、「そのやり方はそろそろ止めないと、問題になるよ」って、やんわり公務員全体に警告している気がするんだよね。以前は、定価以外の航空券を手に入れるのは難しかったけど、今、一般企業で航空券や新幹線券を定価で買ってるほうが珍しくなってきてるんで、さすがにもう認めないよってことなんだと思うけど。

話を戻すと、所得税と個人住民税の定率減税の半減、フリーターや年金受給者に対する所得課税などで、大騒ぎして千七百億円増税ってとことなんだけど、忘れちゃいけないのは、社会保険庁がNTTデータと結んでいる契約は、委託費だけで年間700億円なんだよね。それって、ほんとに適正なの?そもそも、その後、どうなってるの、って細かい印刷物汚職の方は裁判になってるけど、銀行コード検索もついていないシステムの問題はどうなったんだよ、まったく。そして、来年も700億円と。

新聞やTVが追えないのなら、週刊誌や専門誌が追えばいいんだけど、派手なスキャンダルじゃなくて、基本的に七面倒な記事は売上に繋がらないから掲載されない。それ以前に、NTTグループは、すべてのマスコミにとって、巨大なクライアント様なんだよね。何があっても、当分の間、広告出稿量が減ることは考えられないし。

なんか今日もまとまりが悪いんだけど、今日はスポンサー様との忘年会なんで、この辺で。

じゃ、またね!